
100年企業として事業継続するためのDX
提供:株式会社コア
平成22年に設立したコア。不動産営業全体に取り組み、賃貸をベースに営業、DXへ積極的に挑む同社が本事業に参加したきっかけや今後の課題について、代表の久保さま、池本さまにお話を伺いました。
コアの企業概要
「コアは、佐賀市内の不動産の営業全般を行う企業です。主に賃貸物件をベースとしています。スタッフが5人以下のため、オーナーさまも入居者さまも、代表の久保と身近につながることができて、安心して物件管理を託していただけるのが当社の特徴ですね」
DXに取り組むきっかけと課題
「2年前に開催された、佐賀県のDX即戦力人材育成講座『SAGA Smart Ninja』に参加していました。本事業は『DXを学べる場かな?』と思い、他企業のみなさんがどのようにDXを活用しているのか、情報収集も含めて応募しました。
小さな会社ですので、拡大していくというよりは100年、企業継続することを目標にしたいと思っています。
そのため、会社の支えになるかもしれないことを深掘りして、ホームページを作るためにHTMLを勉強したり、クラウドサービスのことなど色々調べました。
現在はタイムリーな情報共有を実現したいと思っていて、Googleドライブなどを使い、オーナーさまと共に不動産管理状況の情報交換が迅速にできればと期待しています。また、Looker Studioを使い、過去の工事履歴の把握などにも活用したいです」
本事業で取り組んだ作業
「 2月の本事業のゴールにあたり、Looker Studioを利用した情報管理の実装を図っています。また、小規模な会社ですが、コア独自の強みは何か、ステークホルダーの利益をいかに最大化するためにはなど、今後の企業方針を踏まえたロードマップを策定する予定です」
今後の展望
「 開業してから15期が過ぎました。スタッフをはじめオーナーさまやお客さまから常に、コアはサポートしてもらってきました。感謝の気持ちしかありません。だから常に、ギバーとしての想いを持っています。
今から取り組みたいことは、人生100年時代を四半期で考えると、第1四半期は1歳〜24歳、第2四半期は25歳〜49歳、第3四半期は50歳〜74歳、第4四半期は75歳〜100歳となります。スタッフのことを考えると、主に仕事に就く四半期は、第2四半期の25歳〜49歳頃です。この時期にDXを利活用した働き方で、いかに充実した時期を過ごしてもらうかを課題にし、新たなDXに取り組みたいと思います。これが良い結果になるとするならば、家族など周囲に与える影響は素晴らしいものになると考えるからです。
オーナーさまは、第3四半期に入る頃に相続で悩まれる方が多い印象です。相続に向けた知識を共に共有し、次世代へ永久に続くバトンを受け継いだ方が、常に100年継続する賃貸経営を目指せるように、学びを深めたいと思います。
そして、入居者さまには、その学びの恩恵として、暮らしの安心を提供し続けていければと思います。暮らしの安心は、豊かな人生に続くと信じているからです」
(企業概要)
企業名:株式会社コア
住所:〒840-0022 佐賀県佐賀市中の館町2番1号 Coreビル1F南側
事業内容:不動産の営業全般
R6年度アクセラレータ事業受託会社:株式会社ワクフリ