事例紹介

新たなビジネスに向けて進化する企業の挑戦!

提供:株式会社ソロン

7年前から社内のデジタル化を積極的に進め、社内業務の効率化を日々行っている。更に、取引先やお客様とのやり取りでも、自社で開発したツールを活用し、業務全体の効率化を体感してきたという。今後、自社で得たノウハウやツールを同業他社へ展開する事で、新たなビジネスを生み出す事を考えており、そのまず一歩として「第三者認証の取得」を目指した。

DX事業部 橋本 夕水さん
DX事業部 橋本 夕水さん
平川 代表取締役
平川 代表取締役

なぜDXに取り組んだのか

——本事業に参加した経緯

会社の方針としてDXを推進するには、自社だけではどうにもできないで、考える事や仕組みを作るのに、第三者の力が必要と思っておりこの事業に応募しました。

——DXの目的とは?

人ができることは、人がやるべきだと思っています。考えは「環境整備」と言って、仕事のやりやすい環境を整えて備える事が当社の方針なんですね。ミスが少ない、手間をかけない。効率化して時間をいかに省くか。 1分かかっているのを30秒にすれば、30秒の時間が取れると、その時間をお客様に接する為に当てようというのが考え方ですね。そのためにはやはりDX、ITを使わないとできない。例えば、お客様に、対してDMを作成して送る時、大体2000通とかあるんですけど、普通一般的に考えると、印刷したラベルを貼って、出せば早いと思います。でも、そこに手書きでメッセージを書くとお客さんも捨てずに開けるんですよね。人に感動を与えるところは、アナログ・人でしか出来ないので、目的を明確にして、やるべき事を分けて取り組んでいます。

——これまでの取り組み内容を教えてください。

まず、12年前に社内のギャップを無くす為、経営方針を作り、全社員にルールブックとして配布し、価値観の共有を進めました。その後、社員全員にiphone、ipadを渡し、どこでも仕事ができるように環境を整備し、チャットワークを活用しながら、コミュニケーションを取ったり、仕事の依頼とかタスク管理とかをやってきました。自社で自分たちの力で進めていく方が改善するのは早く、現在は、kintone(キントーン)も社内で開発し活用・運用をしています。

佐賀県第一号となった第三者認証『DXマーク認証』の取得

DX認証マークとは

国が策定した情報処理促進法・個人情報保護法・不正競争防止法に則り中小企業のDXを進めるべく、必要な項目を網羅し、認証する第三者認証制度。

——DX認証マーク取得の経緯を教えてください

一つはブランド化です。要するに、売主さん、買主さんから、DXの取り組みをしている会社なんだっていう信用してもらうということですね。もう一つは社員にうちの会社は、DXが進んでいるよなという、社員自体が信用できる、安心できる今後の会社ってこういう風になってるんだって思ってもらうということです。あとは、DXを進めて、ミスをなくす・手間をなくし、いかに無駄をなくすかが重要なので、今の自社状況を知りたかった、それを社員に伝えていくことが目的ですね。

——支援を通して良かった点、苦労した点を教えてください。

提出するデータが、誰が持っている?どこに保管している?というのがかなり膨大だったので、苦労というか、現場の見直しができたんです。業務フローなどを作成支援頂き、それを見た時にやっぱりまだまだと思ってね。DX認証を取るために、自社の課題を見つける。洗い出す事が出来て、新たな気づきができたのが良かったです。やっぱり人の手を借りることも重要と感じました。

——社員皆様からの反響は?

最初は、なぜDXを進めるの?など疑問や意見がありましたが、経営者である私自らが先頭になって、社員に伝えていく・変えていく事で、今では社員がDXの効果を感じております。日々の業務負担が減るなど、実際に体感してもらうこと、当社のミッションである「幸せを働くに」を実現でき良かったです。

——DX認証の活用方法を教えてください。

当社で開発したkintoneを販売するというのが、今後の課題です。私たちと同じ不動産業者は、抱えている課題や困ったことが大体一緒なんです。今回DX認証を取り、個人としてもDXアドバイザーの資格を取得したことで、まずは同業他社の力になれる事があるんじゃないかと思っています。DX認証取得に際して得た知識、これまでの経験・知見を伝えていきたいです。

株式会社ソロンが思い描く未来とは?

——今後の展望

自社の成功体験をいろんな企業さんに伝えていく、特にkintoneで事業の柱を作るということを考えています。だから、今後DXを支援する法人を作って、そこでいろんな情報発信をして行きながらコンサルして行く。みんなが助かると思うんです。本当にDXやらなかったら大変だと思っています。お金も掛けられない、昔からのやり方を変えられないというとこを当社が実例として見せてあげて、変える事で得られる未来を伝えていきたいです。みんな携帯でペイペイとか使っているじゃないですか。プライベート使ってるのに仕事でやらないのはおかしいなあと思って。そういったことを会社として、こう簡単に使えるようなアプリかもしれないですが、どんな事でもいいので、やっていきたいと思っています。そこで働く社員も県外でも、出社しなくても良くて、ZOOMでもできる環境を整備しようと思ってます。働き方も自由に、正社員じゃなくても、契約社員でも、年俸制でも、という形で、どこにいても働けるでいいんじゃないの?わざわざ時間使って会社に来る必要もないようにしたい。そのためにも、まずは、kintoneの知識を社員全員が使えるようにする教育を行っていき、アソシエイトの資格を全員取得するようにと思っています。DXを使って、同業種の会社様・いろんな会社様・働く人も含めて、地域の活性化も含めて、やっていきたいと思っています。


R4年度アクセラレータ事業受託会社:株式会社フォーバル九州支社

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